6658.東京五輪1年延期

IOC東京五輪を2021年に延期と発表

AFPBB 2020年3月25日 0:14 発信地:ローザンヌ/スイス

【3月24日 AFP】(更新)国際オリンピック委員会IOC)は24日、新型コロナウイルスパンデミック(世界的な大流行)を受け、東京五輪を遅くとも2021年夏まで延期すると発表した。バッハ会長は延期の決定について、「人命を守ること」にあると説明。会長はまた、新たな日程について、東京五輪を統括するIOC側の担当者らと東京五輪組織委員会によって決定されると述べた。

 東京五輪は7月24日から8月9日まで開催される予定だったが、国際オリンピック委員会IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長と安倍晋三(Shinzo Abe)首相が同日電話会談を行い、平時としては初となる大会延期で合意。安倍首相は先に、日本がIOCに対し大会延期を要請した際、バッハ会長が「100%同意する」との意向を示したと話していた。この合意を受け、東京都の小池百合子(Yuriko Koike)知事は同日、来年の開催でも「東京2020」という名称は維持されることを明らかにし、報道陣に対して「名称は東京2020のまま」だと述べた。さらに、26日に開始予定だった聖火リレーも延期されることになった。大会組織委員会森喜朗(Yoshiro Mori)会長は報道陣に対し、26日から始まる予定だった五輪の聖火リレーはスタートしないと説明。スタート地点は、2011年の東日本大震災での地震津波原発事故により壊滅的な被害を受けた福島県だったが、森会長は聖火が当面福島にとどめ置かれるものの、その期間については未定だと述べた。(c)AFP

小池都知事東京五輪延期は「正直ホッとしました」

日刊スポーツ [2020年3月25日0時3分]

小池百合子東京都知事(67)が日本テレビ系報道番組「news zero」(月~金曜午後11時)に生出演し、東京オリンピックの延期決定について「正直ホッとしました」と心境を語った。安倍晋三首相と国際オリンピック委員会IOC)バッハ会長の電話会議に同席した小池都知事「まず中止はないと確認して、『おおむね1年程度の延期を軸に』と総理から提案があり、(バッハ会長が)それに100%同意ということでした。開催地としては1年か2年かは大きな違いがあるし、アスリートにとっても大きな違い。2年よりもよかったと思っている」と話した。来夏は水泳と陸上の世界選手権が控えるが、開催時期の調整については「ある意味オリンピックファミリーが主催と言える。ある程度ご相談はできるのかな」と期待を寄せた。小池知事は、新型コロナウイルスが世界的にまん延する現状を「オリンピックを越えて大きな問題」とし、「世界から人も来られない。まずは感染拡大をいかに防止するか。世界中で広がっていることに闘っていかなければならない。コロナウイルスに打ち勝つ目標ができたのでは」と開催延期を前向きにとらえていた。

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昨晩首相官邸から安倍・小池・橋本(五輪相)・森(組織委員長)各氏ら一緒にバッハ会長と電話会談、一年延長で事実上決まった。前後にはトランプさんや米NBCなども受け入れ表明。コロナ禍が蔓延する中、徐々に話が進み人々見守る中で妥当な結論だ。それまでに全世界コロナ禍を克服しようとの前向きメッセージでもある。よかった、よかった。