6671.香港民主化運動再燃?

香港で高まる緊張、コロナ危機に乗じる中国 民主派を締め付け

WSJ By Joyu Wang and Rachel Yeo 2020 年 5 月 1 日 09:45 JST
【香港】香港で再び緊張が高まりつつある。新型コロナウイルスの感染拡大で民主化デモは長らく下火となっていたが、民主派が路上に戻る機会をうかがう一方、香港と中国本土の当局はコロナの流行に乗じて反体制派の運動を封じ込めようとしている。

 中国当局者は最近、香港に「国家安全条例」の制定を要求しているほか、中国国歌への侮辱行為を犯罪とする法案の可決を阻止しているとして、民主派議員のやり方を強く非難している。

 また、中国政府の2つの香港出先機関は権力を誇示するとともに、政治的な議論にも口を (以下略)

 

中国 香港デモ再燃をけん制 2週間以上コロナ感染確認なしで

NHKウェブニュース 2020年5月6日 19時43分

新型コロナウイルスの感染が収まりつつある香港で、政府などに対する抗議活動が再び呼びかけられる中、中国政府は相次いでこうした動きを非難する談話を発表し、抗議活動が再び活発化することをけん制するねらいがあるとみられます。

政府などに対する抗議活動が続く香港では、新型コロナウイルスの影響でことし1月以降、デモ行進や集会が大幅に減っていましたが、最近は、海外から戻ってきた人を除いて、2週間以上、新たな感染者が確認されていないこともあり、再び抗議活動が呼びかけられ、先月26日には商業施設に数百人が集まりました。

こうした中、中国政府は相次いで抗議活動を非難する談話を発表し、今月2日に香港にある中国政府の出先機関が「過激な勢力が人々の苦しい生活を無視し、暴力行為を再開することを厳しく非難する」としたのに続いて、香港の問題を担当する香港マカオ事務弁公室も6日、「暴力的な勢力や背後にある組織などが香港を崖の下に落とそうとしている。暴力を排除しなければ香港の安定はない」と強く非難しました。

香港では来月9日に一連の抗議活動が始まって1年になることや、ことし9月には議会選挙を控え、抗議活動が再び活発化することが予想され、中国政府としては、こうした動きをけん制するねらいがあるとみられます。

中国共産党政権は狡猾だ。コロナ禍の機会を巧みにとらえ香港民主化運動弾圧を強めている。