6688.イタリア国会三分の一削減

イタリア 上下院の議員定数 一気に約3分の1減へ
NHKニュース 2020年9月22日 17時08分

イタリアで、議会の議員定数を削減する憲法改正案の賛否を問う国民投票が行われ、議会上院と下院の議員定数のおよそ3分の1にあたる340人以上を一気に削減する案が、賛成多数で承認されました。イタリアは長年、議員の汚職や不正が問題になっていて、おととしの選挙では、既成政党を批判し、議員定数の削減を公約に掲げた新興政党の「五つ星運動」が躍進しました。連立政権を率いる「五つ星運動」の主導で議会は議員定数を大幅に削減する憲法の改正案を可決し、20日から21日にわたってこの改正案の賛否を問う国民投票が行われました。改正案では議会上院は現在の315人から200人へ、議会下院は現在の630人から400人へと、およそ3分の1削減するとしています。イタリア内務省によりますと開票はすべて終わり、賛成はおよそ70%、反対はおよそ30%で、議員定数を削減する案は賛成多数で承認されました。投票率は51.12%でした。この結果、次の選挙から、議員定数は一気に340人以上減ることになりました。

五つ星運動」の前代表のディマイオ外相はツイッターに「きょう成し遂げたのは歴史的な結果だ。五つ星運動がなければ実現しなかった」と投稿し、成果を強調しました。

 

イタリア 議員定数3分の1以上を削減へ
日テレ 9/22(火) 12:38配信 Nippon News Network(NNN)

イタリアで議員定数削減の是非を問う国民投票が行われ、議員定数の3分の1以上が削減されることになりました。イタリアでは2年前の総選挙で、政治腐敗を批判する政党「五つ星運動」が与党になり、議員定数の削減など議会改革を訴えていました。

今回、国民投票にかけられた削減案は、上下両院の定数を945議席から600議席へと3分の1以上減らすものです。20日から21日にかけて行われた国民投票では、開票の結果、賛成がおよそ7割を占めました。これにより、次回の総選挙から新たな定数が適用されることになります。議員の定数が3分の1以上削減されることで、年間で1億ユーロ、日本円で120億円以上の歳費の削減が見込まれるということです。

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安倍前政権は野田政権交代時、2012年暮れ、安倍さん「来年の通常国会において、私たちは選挙公約で定数削減と選挙制度改革を行っていくと約束しています。今この場で、そのことをしっかりと約束しますよ」と国会答弁したにも関わらず、全く無視したまま長期政権を終えた。この国の国会での約束が、いかに出鱈目か、国民をコケにしているか、物語っている。