6653.北海道、緊急事態解除

中国以外では世界に先駆けて緊急事態を宣言した北海道知事、予定の3週間を終えて解除、宣言以前に比べて検査体制や病床が充実し、「新型コロナウイルスと闘う態勢が整った」と強調。その上で「経済活動への影響を最小限にする必要がある」と述べ早急に対応を検討する考えを示した。」(時事)。知事のリードで安倍政権も、そしてその後西側各国も、相次いでかつてない休校休業要請など「緊急事態的」措置をとった。

 

かつて緊急事態宣言は戦争や革命時の権力側の強制措置との印象が強いが、今の時代、迅速正確な情報公開、一歩先んじたシナリオの提示(政府や専門家による)、そして各国各地方比較してベストプラクティスの採用、が、今回COVID19のような緊急時対応として望ましいし、そのようにいま世界各国各地は動いている。そして緊急事態宣言などめどが立てば即解除することも大事なところ。今回北海道の場合どういう法的根拠があったか知らぬが、地方政府が真摯に情報開示し自粛を要請しそれに人々が協力したわけで(特に強制措置などとらずとも)、これも素晴らしいところ。

 

個人を含むメディアも日々状況を流し続けていた、これも人々の行き過ぎにも権力にとっても、大いに牽制になっている。